「構成要素を再考し、細かいデザインの集積に よって再生したワンルームマンション」
都内にある築24年のマンション1棟を リノベーションしたプロジェクト。
既存マンションにある23戸の専有部は、1住戸16m²~19m²と最低限 の面積で、かつ住戸内部にも構造壁のある壁構造でした。
そのため リノベーションによって間取りを一新させる 方向ではなく、壁一面のクローゼットや長いカウンター など従来のワンルームにある構成要素の一部を拡大し、 特徴付けることで小さいながらも他にはない住戸 を設えました。
メインエントランスは、道路側へオートロックを設けてセキュリティに配慮するとともに、壁面に時間や光の状態で見え方が変わるオリジナルの工法で特殊なパターンを施し
印象的な空間を生み出しています。
また、共用廊下の部屋番号やナンバープレートなど細かい部分まで手を入れることで、コピーペーストされて量産されてきたワンルームマンションにはない、
魅力をもった集合住宅になるように配慮しました。
結果として、募集後すぐに満室となり新しいスタートを切っています。