徳島県鳴門市の国立公園内にある建物をリノベーションし、従前のお店から新たに物販ショップとカフェをつくるプロジェクト。
既存建物について
築50年のRC造と築30年のS造の混構造で、北と南に分かれていました。構造により各エリアの天井高も異なり、かつエキスパンションで空間としては、区切られているため、各エリアごとに特徴をいかす方針としました。
鳴門の新しい風景を目指して
徳島らしさを空間に取り入れることで徳島の玄関口でもある鳴門のお店として観光客に発信しつつ、この場所が再び賑わいを取り戻し、新しい風景として定着し、人々が観光を楽しめる場所の創出を念頭に設計を進めました。具体的には、カフェの提供エリアの天井を穿ち、天井裏を藍色に染めることで、お店の特徴をつくり、カフェエリアと物販エリアの空間には、阿波踊りの特徴である編笠をモチーフにした照明を新たにデザインし、公園に賑わいを出すとともに、群で見せることでお店のアイキャッチになるように意図しています。客席からは周辺の緑や鳴門大橋が見え、抜け感のある立地の特徴を活かすように設ました。ショップには、藍染された阿波和紙を什器に取り入れ、カフェゾーンと柔らかく分節しています。
この場所が再び観光客で賑わうことを願っています。
Shop Name|Uzurhythm ウズリズム
Type|Shop&Cafe
Location|Narutoshi-Tokushima
Completion|Sep.2022
Structure|RC / S
Story|4F
Area| ㎡
Graphic&LOGO design|graphitica
Client |UZU rhythm Co.,Ltd.
Photo|Toshiyuki Yano