TRAN.SCENDER® HÔTEL Yokohama

Type_

Hotel

Location_

yokohama Kanagawa

Status_

Completed /Nov.2025

Structure_

RC/S

Story_

B1F+6F

Area_

2530.25㎡

Client_

TAISEI COPORATION(Owner)
Profitz(Project management)

Collaborators_

ORANGE&PARTNERS(Branding)
Solare Hotels and Resorts(Hotel Management)
GRAPHITICA(LOGO+SIGN)

Artists
baanai(Painting|Lounge)
Waku Fukui(Neon|Entrance)
Rintaro Kanemoto(Photo|Guest rooms)
Tomoka Naka(Calligraphy|THE HOUSE)
Hiromine Nakamura(illustration|Merchandise)

Photo_

Kenta Hasegawa
TRAN.SCENDER® HÔTEL

横浜中華街の中心地に建つ、築36年の老舗中華料理店(RC造)と事務所兼倉庫(S造)。性質の異なる2棟を統合し、ホテルへとコンバージョンしたプロジェクトです。 企画コンセプトの「REVIVE(再生)」に基づき、既存の躯体や素材を活かしながら、増築や構造的工夫を施すことで、場所の記憶を継承した新たな滞在空間を設計しました。

 

外観|

装飾的な街並みに対し、あえてシンプルかつシックな佇まいとすることで街のアイコニックな存在となることを意図しました。

シルクロード側の外壁は垂れ壁を20cm解体。1Fラウンジのサッシのトップラインを上げることで、内部からの視覚的な開放感を創出すると同時に違法状態であった条例をクリアしています。

通りに対しては、ホテルのキーカラーである赤のリシン吹付壁を配し、さらに奥には抽象化した竹の塗装を施すことで、奥行きを感じる構成としました。歩道との高低差を活かしたレイアウトは、街を歩く人々を引き込む「舞台」のような効果を生んでいます。

 

1階ラウンジ|

もともと中央にあった螺旋階段を撤去し、吹き抜けを閉塞。上階を客室化することで床面積の有効活用を図りました。新たに設けた床面には、竹を型枠に用いたコンクリート打放しを採用。竹のテクスチャを構造体に転写することで、中華の伝統的なマテリアルを現代的な意匠へと昇華させています。

 

地下1階 TOJI SAUNA

地下1階には「ルフロ」監修のミストサウナがあります。地下資源(温泉成分)を取り入れるという背景から着想し、地層に見立てた空間や鉱石のような素材を取り入れました。休憩ラウンジのカウンターには、解体時に発生したコンクリート瓦礫を再利用。コンバージョンならではの素材循環を表現しています。

 

客室|

全34室の客室は、建物の複雑な形状を整理しつつ、かつてのバルコニーやダムウェーターシャフトを塞ぎ居室化することで、事業に必要な部屋数を確保しました。

 採光が不足する箇所には外壁に新たな開口部を設け、法規基準をクリアするとともに居住性を向上させています。

 インテリアには既存店舗の装飾や建具を再利用。新旧の要素を織り交ぜることで、この建物でしか成立し得ない独自のデザインを実現しました。

 

法的に困難な条件下において、事業性を担保しながら既存の建物や営みへの敬意を払う。 時間の蓄積された素材や場所のコンテキストを丁寧に紐解き、現代の感性と交差させること。

私たちが目指したのは、単なる建物の更新ではなく、そこに積み重なった記憶を、未来へと繋ぐ試みです。

The cutlery set is designed in close partnership with Table Noir and executive chef Thorsten Schmidt of Barr to enhance the restaurant experience further. In the fall of 2018, the cutlery set will be sold online and in selected stores, enabling more people to participate in Barr’s culinary story.

BEFORE / AFTER

BEFORE / AFTER

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